Vol.23 発作や予期不安の対処法
今回は、発作や予期不安がきたときに実際に私が対処した方法を書きます。
最初に断っておきますが、どれもこれも、これさえやれば文句なく大丈夫ということはありません。
その都度、考えて対処するのですが、最低限手を打つだけで、あとはもう時間がたつのを待つしかない。それが現状です。
1.発作が初めて起こったすぐ後のころ
この頃は、ほぼ毎日、朝晩予期不安と発作が出ていました。
私の場合、電車の中で起こることが多かったので、
①まず、無理をせずに予期不安が来たら電車を降りる
→「あと一駅なら大丈夫」と我慢して乗ったことで、余計にパニックになったことが何度もありました。なので、毎回症状が出て悲しいですが、早めに降りるようにしました。
②電車を降りたら、駅を出る
→駅の中で休憩して、治ったらまた乗ろうとしていましたが、大概良くならずに駅の救護室や救護室がないところは乗務員室で休憩させてもらっていたので、一回駅を出てしまうようにしました。
③駅を出たら、コンビニで冷たいスポーツ飲料を買う
→駅を出たころには、へたり込むくらいになっていると思いますが、少し頑張ってスポーツ飲料を買います。もちろん、自販機でもOKです。
④スポーツ飲料で首の周りを冷やす
→冬の時期は寒いかもしれませんが、冷たい刺激を与えることで、私は落ち着くまでの時間が早くなりました。
⑤人目を気にせず、とにかくボーっとする
→へたり込んでも座り込んでもいいので、とにかく何も考えずにボーっとします。夏の暑い時期はクーラーの効いたところの方が良いです。
⑥1時間~2時間程度休憩して、落ち着いてきて、おしっこが出たら大体OK
→人間、緊張しているときはおしっこは出ません。リラックスしてくると出るようになります。逆に緊張しているときは大が出る気がします。(すいません。汚くて)
ちなみに、まだ①か②の状態で大をしようとトイレに入ると、パニックがひどくなって大変になることがしばしばありました。(トイレの中で)でも、しないよりした方がいいと思います。
⑥まで来たら、後は帰るのですが、当時は電車では帰れませんでした。
出来るだけ徒歩で家の方向に進み、そろそろ大丈夫かな、というタイミングでタクシーに乗っていました。週に何回もタクシーで帰ることになるので、私のお給料はこれで飛んでいきました。悲しい。
しかも、大丈夫と思って乗ったタクシーの中で、再度発作が来て途中でタクシーを降りることもありました。
あと、余談ですが、タクシーの運転手さんはできるだけ早く到着しれくれようとして、結構なスピードを出します。私は発作の時、これが厳しいので、乗った時に
”具合が悪いのでゆっくり行ってください。時間かかってもいいので”
と伝えるようにしていました。そうすれば、すごくゆっくり走ってくれます。
家の方に向かって進んでいれば、いつかは家にたどり着くはず。
そう思って時間を気にせず、真夜中になってもゆっくりと時間をかけて帰っていました。(女性にはお勧めできないかもしれません)
これが、当時の対処法です。
対処と言えるほどのものではないのですが、皆さんの参考になれば幸いです。
次の回は、もう少し最近の対処法を書きたいと思います。