Vol.24 発作や予期不安の対処法(その2)
前回、発作が起きて間もない頃の発作や予期不安の対処法(私なりのですが。)を書きました。
最初に大きな発作が起こったのは25歳くらいのとき。症状自体は小学生の頃からあったので、もう30年以上付き合っていることになります。
ひどくなるケースは似通っていて、大きく3つくらいになりました。
①交通機関に長時間のるとき
②ストレスのかかる仕事が続いたときの会社で夕方から夜の時間帯
③夜、就寝後の寝入りばな、急に
結局の所、どれも何かしらストレスがかかると、なりやすいと。当たり前といえば、当たり前ですがそういうことにさえ、すぐには気付かないような状態でした。
発作は始まってしまったらどうしようもないので(なるようにしかならないので)、予期不安の状態をどうするかが一番の関心ごとでした。
ひとつは、頓服を服用することです。
正直、ひどいときに薬を飲んでも効いているのかどうかはよくわかりません。服用することで、精神的に良い状態になることで症状が良くなっているのかもしれません。でも、良くなれば何でもいいんです。
薬については、皆さん、色々とご意見あるかと思いますが、私は使いたいだけ使えばいいのではないか、と思っています。
しんどい症状のときに、できるだけ気分をリラックスさせて、他人とあまり比べないで、悲観的にならないで、何か没頭できる事を探して、体をできるだけ動かして・・・・・・
なんてことは出来ないし、考えられもしないです。
ただ、薬を飲んで、ゆったりとした生活を続けたとしても、完治しないような気がします。(私がそうだったので)
自分の頭の中で無駄に動き回る不要な考えを浮かばないようにしないといけないからです。
これは、性格を変えるまでではないですが、結構な変化が必要になります。
変化するには、自分から色々と動くことができる、元気な気持ちと元気な体が必要です
なので、少しでも元気な気持ちと体にもっていくための手段として、薬は大いに活用して良いと思うのです。
もちろん、薬を服用せずに他のことで元気になることができるようであれば、それも良いと思います。
ただ、私自身がそうでしたが、中々そこまでは割り切れません。
特に最初の頃。少し症状が改善してくるとすぐに薬を飲むのをやめていました。
薬はクセになるから、良くない。できるだけ早くやめたほうがいい。
誰に言われたわけでもないのですが、当たり前のようにそう思っていました。
でも、そうしたことも、そんなに気張らなくていいんです。
飲まなくても気にならなければ、飲まなければいいし、飲んでたほうが良ければ飲んでいれば良い。何かが、こうでなければならない、なんて考える必要は無いのです。
まずは、何かをやろうと思える、気持ちと体が持てるようになること。それが、大切だと思います。
少し前の回に書きましたが、自分を元気にするためには、カウンセリングが良いと思います。
何事にもかたくなに、「こうしなきゃいけない」と思いがちであるのが、私の特徴なのだ!ということがわかるようになったからです。
他の誰かに言われても、人間、そんなに変わりません。自分で気づくと納得感が段違いです。
なので、服用しながらカウンセリングなどを使って、自分の考え方の特徴を自分で知る、それで、自分が動けるようになったら動いてみる。
時間はかかりますが、これを地道にやれば、徐々に改善されるのではないかと。
あくまで、私の経験からですが。
少しでも皆さんのお役に立てれば。
あ、こういうブログや本などを、読むことができるようになっていることだけでも、考え方が前向きになっている証拠だと思います。
私は、どうにも良くならないとき、こうした文章も読む気になりませんでした。今は、読む気にならなくても、いいと思います。
何事も、ゆるりと。
次の会は、この病気になってからの身近な人との関わりについて、書こうかなと思います。