Vol. 9 病院を変えたころ(1回目)

その頃のわたしの様子というと。。。

 

会社からの帰り道は、相変わらず体調が不安定で、いつまでたっても普通に帰ってくることはできませんでした。そういう状態であっても、会社ではできるだけ普通でいたかったので、遠方へ出張にいく用事があれば倒れそうになりながらも行き、お偉方や部署の懇親会があれば出席する生活をしてしていました。

 

私には考え方を変えることが出来なかったのです。どう変えればいいかもわかりませんでした。全部やめてしまっていたら、もしかすると回復が早かったかもしれません。

 

風変わりな病院に通い始めてから45年経った頃でしょうか。

 

急に、担当の医師から転院を進められました。

●病院から電車の駅で2駅先に行ったところで、先生の知り合いが院長をしているクリニックでした。

 

そう言えば。。。

 

少し前から、先生のお腹が大きく膨らんでいたかも。

顔色が前より悪い、土色になっているかも。

顔が少しむくんでいたかも。

 

転院を進められたその日。先生はいつもにも増して具合が悪そうでした。

もしかしたら、大きな病気かもしれない。

 

自分が元気であったら、先生、大丈夫ですか?と伝えることができただろう。

その時の私は、伝えられなかった。

 

そうして、私は病院からクリニックへ通院先を変えることになり、3人目の先生に診てもらうことになりました。

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