Vol.15 プラスの転機(その2)
さて、4つめのお医者さんで、普通の診察とカウンセリングと、二つ通いだしたわけです。
カウンセリングでは、初めに私がどういう考え方をしがちであるか、そういったことを自分で考えていくことをしていきました。自分の体調が悪いことにはとっても詳しかったのですが、自分がどういう考え方をするかって何となくしか考えたこと、ありませんでした。
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これから先のブログでは症状が良くなったことを書いていきます。あくまで私個人の主観であり、医学的な根拠はありませんことをご了承ください。
そんな風になることもあるんだな、というくらいに受け止めて頂けると嬉しいです。どうしても確かめたい場合はご自身で医療機関等にご確認いただければと思います。
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さて、まず、最初にやったのはTEGエゴグラムというテストです。
短い設問がたくさんならんでいて、はい、どっちでもない、いいえ、を5段階で丸付けしていくやつです。やったことのある皆さんも多いでしょう。
最近では、会社のストレスチェックの延長や、学生が就職活動をする中で、やることもあるかもしれません。
そのときの私の結果がこちら。
CP:4
NP:16
A:13
FC:3
AC:14
それぞれの項目の意味はこちらです。
CP:責任感が強く厳格で理想をもって行動する
NP:思いやりがあり、やさしく、世話好きで、受容的
A:現実的で理性的、クール、冷静沈着
FC:感情をかくさず明朗快活、創造的、本能に基づいて行動する
AC:感情を押し殺す、遠慮がち、他社の顔色を見て行動する
私のタイプはN型というやつで、
「自己犠牲的、優しい、尽くし型、嫌と言えないため内心葛藤が強い」
ということだそうです。
カウンセリングの先生はこの結果をみて、
あら、これまで随分とがんばってきたのね~
と言いました。
これからは、もう少し気楽にしていいのよ、
とも言いました。
私は、自分を抑えて人のために行動することは良い事だと、ずっと昔から思っていました。なので、自分の感情を人前でさらけだすことはまずありません。小さいころから、冷徹、クール、ポーカーフェイス、とよく言われていました。いいもんだと思っていたのに、自分の心にはとっても窮屈な生き方をしてきたことにようやく気付いた瞬間でした。
こんな風に、カウンセリングを通して、
自分はこんな風な人間である
ということを急がずにゆっくりと少しずつほどいていったのです。
これは、ただ診察を受けて薬をもらうだけの診療では得られない体験でした。
自分がこうである、ということがわかったって症状は変わらないだろう。
そう思いました。でも、違うのです。
人間は、あやふやで不透明な状態でさまようより、理由がわかってさまよう方がずっと精神的に落ち着くものなんです。
私はそう思いました。
良いカウンセリングを受けたことで、私の症状は今までとは違う改善がみられてくるのです。